個人と税金 9)事業主勘定の功罪 ちょっと足りないので…


個人事業主特有の事業主勘定について、3回にわたって書いてみました。

この事業主勘定というのはある意味便利です。
・通帳や現金から家計用に引き出しても事業主貸。
・事業用通帳からの引き出しでないカードの支払についても、事業主借を使って経費にしている。

ゆるっとした事業主勘定に慣れすぎてしまうと、個人事業主から法人成りした際にかなり苦労します。

たとえば、ちょっと家計のお金が足りないので会社の通帳からお金を引き出しておこうか…。

こんな時、会社ですと、役員貸付金、という科目を使って一時的に処理します。
役員貸付金は、事業主勘定と違って1年たってもリセットされずに、
ずっと残高が残ってしまいます。
さらには、役員への貸付ということで、会社が認定利息といって利息を計上する必要が出てきます。

事業主勘定のようなつもりで、会社のお金を引き出していると、いつの間にか役員貸付金が
膨らんでいるというケースも結構見てきました。

 

このため、法人化を考えているお客様には、個人時代から事業主勘定で日々処理しない
やり方で月々のお金の流れを整理していただくようにしております。

 

 

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